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2006年05月31日

映像に合った音楽を作る

今までこのPodcast DiaryにUPしてきた映像のほとんどは、音楽を作ってから動画を作っていました。音に絵を付ける感じですね。今回は、絵が先にあってそれに似合う音を作ってみました。
映像に合った音楽制作SAMPLE動画(2.22M)

ボーカルはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけ。ドラム、ベース打ち込み、MIDIギターoshiro。

  画像は先日BlogにUPした女性誌風イラストがもとになっています。アコースティックギターを持たせたら可愛いかな?と思い素材を描き足していきまし た。夏を感じさせる雰囲気になったのでそれに似合う曲を考えると、やっぱりボサノバでしょう! D69→E9→Em9→A13→D69→E9→E♭9→D69という『イパネマの娘』風コード進行にしました。ボーカル素材はもっとけだるい感じの素材 を探したのですが、僕のライブラリーにはなかった。で、ダンス系のサンプリングCDからボーカルをチョイスしました。動画と合わせて聴いてみるとちょっと キュートな感じも出ていてこれもありかな?

 ちなみに今回のギターはガットギターの音色が欲しかったので、 MIDIギターでJV-2080という音源を鳴らしています。本物のギター特有の弦がこすれる音やブラッシングノイズがないので、聴く人が聴けば不自然さ を感じるかも、、、。MIDIエディットはしていません。

 映像はAdobe Illustratorで女の子を描き、Adobe Photoshopでロゴを作りました。チョウチョは3DソフトのCARRARAで作り、Adobe After Effectsでそれらを合成しました。最後にApple Final Cut Proで音のWAVファイルを付け、テロップを入れてPodcast動画にしました。複数の編集ソフトを使っているので、複雑で、手間がかかっているよう に思われるかもしれませんが、それぞれの機能に特化したソフトを使い分ける方が、現状では効率がいいです。一つでこと足りるソフトが登場してほしいもので す。

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2006年05月30日

あまりギターを弾かないアレンジ

リズム隊にキーボードがいない場合、コード感を出そうとギターがじゃらじゃらコードを鳴らしがちです。しかし、ラップのように細かく激しくボーカルパートが、動く場合はコードの変わり目だけ白玉(全音符)でのばした方が効果的な場合もあります。
あまりギターを弾かないアレンジSAMPLE動画(2.9M)

ラップはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけ。ドラム、ベース打ち込み、ギターoshiro。

 ラップはパーカッション的で音程感があまりないですが、ビートは強調してくれるので、バッキングはコード感を出すのみに徹したほうが歌詞がよく聞こえる感じですね。ギターリフにラップがかぶさる部分とAメロ部分を聞き比べるとわかりやすいかな。

 といっても今回のサンプル、なにを言っているのか僕にもわかりませんが、、、。

ちなみに今回の動画は手書き画像をスキャンし動かしました。

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2006年05月29日

Bメロで広がり感を演出

音楽アレンジにおいてBメロと呼ばれるセクションがありますね。Aメロと対比的に使われたりします。場合によってはBメロ=サビの場もありますが、、。今回は広がりを感じさせるBメロというものを考察してみました。飽きさせないアレンジという面でもBメロの存在は大切ですね。
Bメロで広がり感を演出SAMPLE動画(1.8M)

ボーカルはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけなので、リズムや音程は結構アバウト。ドラム、ベース打ち込み、ギターoshiro。

  日本のPOPSや歌謡曲ではこのBメロのアレンジは結構派手で、開放感が伝わるパターンが多いです。サブドミナント形のコードで始まったりする場合がほと んどです。Aメロ.Bメロ.サビといったパートが結構はっきりしています。こういった展開を好むのは日本が四季に恵まれている環境だからでしょうか?節目 節目を大切にするというか、変化を楽しむというか、、。実際はわかりませんが、、。

 ちなみに今回の画像は女性誌の挿絵風テイストで作りました。

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2006年05月26日

リフを活かすバリエーション考察

同じリフを何度も繰り返し演奏していると飽きてくることがあります。かといって繰り返しをしなければ、耳に残らない、、、。今回、ギターリフを飽きさせないで聴かせるアレンジを考察してみました。
リフを活かすバリエーションSAMPLE動画(2.4M)

ボーカルはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけなので、リズムや音程は結構アバウト。ドラム、ベース打ち込み、ギターoshiro。

  最初に思いついたのが、ディストーションが効いたギターリフです。これを飽きさせないで効かせるため、ドラムやベースのアレンジもセクションごとに変えて みました。イントロ部はシンプルでストレート,ボーカルが入ってくるAメロ部はソフトな感じ、ブリッジの部分は激しく!って感じ。ベースはギターと同じフ レーズです。音色をかえるだけでも、リフとして統一感を出しながらも飽きさせないで聴かせることができますね

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2006年05月25日

デュエットアレンジ考察

前回UPした大人のムードを感じさせるA.O.R風のアレンジに女性ボーカルを入れてみました。
デュエットアレンジSAMPLE動画(1.9M)

ボーカルはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけなので、リズムや音程は結構アバウト。ドラム、ベース、エレピは打ち込み、ギターoshiro。

  今回も基本的にはAm9→Dm9→G13→Cmal7という4度進行を使っています。前回をKey=BのAメロセクションとしたら、今回はBメロでKey =Amに転調って感じかな。お互いのパートを邪魔しない感じでアレンジしてみました。女性ボーカルパートを活かすために、男性ボーカルはアーウーとかで 歌っています。最後は違うメロディーと歌詞をハモらせています。ちゃんと作り込めばかっこいいアレンジだと思います。ちなみにボーカリストの画像は POSERという3Dソフトの付属フィギュア。結構雰囲気出てません?笑えます。

海 外でのデュエットというと『エンドレスゲーム』とか『アメリカ物語』といった壮大でロマンチックムードのある曲が浮かびます。最近みたミュージカル映画 『レント』でも素敵なデュエット曲がありました。国民性の違いかもしれませんが、海外と同じ演出で日本人がデュエットすると生々しく感じてしまうからで しょうか、日本のデュエットというと『男と女のラブゲーム』とか『3年目の浮気』とかカラオケチックな曲が浮かんできます。あと人気タレントと樹木希林 さんの企画ものとか、、。それはそれでいい曲で好きなのですが、『忘れていいの 〜愛の幕切れ〜』」谷村新司氏・小川知子さんような王道デュエットがもっ と出できてほしいとおもう今日この頃。

P.S. WEBで検索したら『愛が生まれた日』藤谷美和子さん・大内義昭氏ってのもありました。懐かしい。

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2006年05月24日

A.O.R.的アレンジ考察

大人のムードを感じさせるA.O.R風のアレンジを試してみました。
A.O.R.風アレンジSAMPLE動画(1.5M)

ボーカルはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけなので、リズムや音程は結構アバウト。ドラム、ベース、エレピは打ち込み、ギターoshiro。

  基本的にはBmaj7→Em9→A13→Dm9の4度進行といわれるコード進行を使っています。シンコペーションを多用することで知的さを演出してみたの ですが、、。キーボードを加えるとコード感がはっきりでるので、ミドルテンポの曲にはエレピのバッキングが似合いますね。ボーカルの合間に入るオブリガー ド的なギターは個人的に『ちょいちょいギター』と読んでいます。そんな風に聞こえるからです。デビット・T・ウォーカーというギタリストはこういった歌も のの『ちょいちょいギター』の名手です。90年代のほとんどの洋楽のヒットアルバムで名演奏を聴くことができます。彼のような歌心があり、滑らかなフーレジングのギターを弾きたいです。ちなみに黒人ボーカリストの画像はPOSERと いう3Dソフトの付属フィギュア。

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2006年05月23日

ボーカルを際立たせるアレンジ考

楽曲の中心となるボーカルを際立たせるアレンジを考えてみました。1コーラスにいろい詰め込んだのでちょっとばたばたしていますが、メリハリがはっきりしているので伝わりやすいと思います。
ボーカルアレンジSAMPLE動画(1.1M)

ボーカルはサンプリングCDの素材を適当にLogicに貼付けただけなので、リズムや音程は結構アバウト。ドラム、ベースは打ち込み、ギターoshiro。

後 半でボーカルだけになるところがこのサンプルで一番目立つところでしょう。POPSやROCKのアレンジでは3コーラス目のサビあたりでよく使われる演出 ですね。イントロ部はバンプといってAメロと同じコード、リズムを演奏しています。E7(#9)→A7→E7(#9)→A7の繰り返し。これはボーカリス トが歌いだしをしやすくするためのアレンジです。事前にテンポやキーがわかっていたほうがいいからね。もっともこれはライブ用やレコーディング時に有効で あっ てコンピューターでデジタル編集する場合はあまり関係ないともいえますが、、。しかも今回歌いだしが関係ないサンプリングCDだし、、。

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2006年05月22日

コーラスアレンジ(字ハモ)

メロディーにインテリジェントピッチシフターをかけ4声の厚みを出してみました。アーとかウーのコーラスではなくて歌詞をハーモナイズしているので(字ハモ)なんて呼ばれます。
コーラスアレンジSAMPLE動画(896KB)

同 じフレーズを繰り返す場合やサビなどに有効なアレンジですね。ゴスペルとか聴くと、常に同じ度数でハモらず、時に3度、時に7度といろいろバリエーション があります。それぞれのラインが緻密に組み立てられています。エフェクター等で加工するより、各パートを別々の人が歌った方がかっこいいですね。

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2006年05月20日

3コードでのアレンジ

メロディーに伴奏を付ける場合、いろいろなコード進行が考えられます。今回は、トニック、サブドミナント、ドミナントという機能をもった3つのコードだけで同じメロディーに違う伴奏を付けてみました。コードが違うだけでかなり印象が変わります。
3コードでアレンジSAMPLE動画(6.2M)

どのパターンもコードの違いこそあれトニック→サブドミナント→ドミナント→トニックという進行で成り立っています。

 トニックはその曲のキーとなるコードで、響きに安定感があります。テーブルの足に例えると、4本足でしっかりと安定した状態のコードだといえます。

 サブドミナントは広がりを感じさせるコードです。華やかな印象があります。でもトニックほど安定していません。テーブルに例えると、花が飾られているが、3本足でちょっと不安定の状態だといえます。

 ドミナントは、不安定なコードでトニックに落ち着きたがる性質があります。テーブルに例えると、2本足の状態だといえます。だからドミナントのあとにトニックをもってくることで、終止感が生まれ曲が終わったなって感じになります。

 

いろいろな理論書や書籍で トニック、サブドミナント、ドミナントの説明をしていると思いますが、テーブルと花に例えたのは僕が初めてだろう、、、。うまく伝わるといいのですが、、、。

最後のスパニッシュ的アレンジが個人的には好きです。情熱的に歌い上げる感じが面白い!

 ちなみにE7(#9)というコードは キーAまたはAmにおいてはドミナント系のコードに分類されますが、僕はキーEまたはEmにおいてのトニック系としてとらえることが多いです。これも好みの問題ですね。

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2006年05月19日

コラージュ的手法

様々な素材を組み合わせて作品を仕上げるコラージュ手法もコンピューターソフトを使えば簡単にできます。
コラージュ手法SAMPLE動画

映像は以前作ったものをAfterEffectsで加工、音声は素材集を適当に並べて作りました。

こ の手の音楽はループベースシーケンサー(今回Apple Soundtrack Pro使用)がテンポやキーを自動で合わせてくれるので、気に入ったフレーズを重ねていくだけでそれっぽくなります。以前はこんな曲ばかり作っていまし た。最近は自分で楽器を弾くのが楽しいし、各楽器のアンサンブルアレンジに興味が移ったため、あまり作らなくなりました。今日は手元に楽器がなかったため 久しぶりに手持ち素材だけで作ってみました。プリセットのリズムループの印象が強いので誰が作っても同じようになってしまうのはこの作曲手法の弱点です ね。

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2006年05月18日

音と映像のシンクロ

動画編集ソフト『AFTER EFFECTS』で音楽に合わせて画像を動かしてみました。映像と音楽が完全にシンクロしています。サンプルをご覧下さい。
音と映像のシンクロSAMPLE動画

このようなアニメーションは手動でキーフレームを打っていくのは大変なので、スクリプトで自動計算させています。この場合音楽の音量に合わせてヘッドフォンの振幅具合を変えています。スネア一発フィルの部分が一番効果がわかりやすいと思います。

バックの音楽は夏を感じさせるイメージで作ってみました。山下達郎さんの『SPARKLE』のイメージを考えていたのですが、僕の演奏リズムが悪いですね、、、、。

基本的にベースはA7のフレーズ、上のコードを変えています。理論的にはF#m9とA7は半音でGとG#がぶつかって気持ちわるい音とされるみたいですが、聴いてみてそんなに変じゃないと感じ たのでそのまま使っています。自分の感覚を信じよう。

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2006年05月17日

ディレイエフェクトを使った空間演出

昨日動画編集ソフト『AFTER EFFECTS』を使ったときに『エコー』というエフェクトを使用しました。動きに残像を付けることができます。音楽にもこれと同じような効果がありま す。ディレイというエフェクトを使いその表現の可能性を探ってみました。映像と音楽両方のサンプルをご覧下さい。
ディレイ比較SAMPLE動画

最初のテイクはディレイなし、後半テイクはバッキングギターにディレイをかけ左右に広げています。カラオケなどで使うエコーと同じですが、テンポにあわせて遅れて聞こえる音を調整することで様々な効果が演出できます。今回は付点8分系のタイムでフレーズを組み立てました。ボリスのアンディーサマーズやU2のエッジがこの奏法では有名ですね。今月発売のギターマガジン(CD付き)でもギタリストの本田毅さんがディレイを駆使した音源を聴かせてくれてます。僕も大変参考になりました。

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2006年05月16日

音楽に合った映像作り

音楽のプロモーションビデオ制作などは音楽に合わせて映像を作っていきますが、曲に合っていない映像をつけてしまったら曲のイメージを壊してしまうことになりかねません。逆に映像のよさがさらに曲のよさを引き出す場合もありますね。今回はわかりやすい例を作ってみました。
曲に合った映像比較SAMPLE動画

やっぱりリゾート感を表すにはフュージョンのような開放感がある音楽が似合いますね。もっと演出上意図するものがあれば、最初の組み合わせでも構いませんが、、、。

ではなぜフュージョンのような音楽には海が似合うのでしょうか?海=爽快感という視点で考えると、
1つ目はテンポです。BPM=120くらいがスピード感を刺激する。

2つ目は16ビートのリズムやシンコペーションの多用。

3つ目は使用するコードを7tH系や9th系にし、コード進行も上昇進行にする。

って感じでしょうか?

 逆にそういう曲ができたらそれに合わせる映像は海、空、モータースポーツ系になってくるでしょう。もちろん既成概念にとらわれない発想も必要ですが、、、、。

と 言っておきながらも、今日のフュージョン調の曲はE7(#9)→D7(#9)→E7(#9)→D7(#9)の繰り返し中心で作りました。これはあまり フュージョン調に似合わないコードですが、(普通ならEm9→Dm9の繰り返しが多い。)そこが僕の味ってところでしょう。

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2006年05月15日

同じベースラインに違うバッキング

前回、リズムマシーンを流しっぱなしにてリフを考えるという曲作りのアプローチを話しました。今回はリズムマシーンを流しっぱなしにて コード感の異なるバッキングを考えるという方法を紹介します。ベースラインのコードネームに添ってコードバッキングするのは一般的なアプローチですよね、で も新しい響きがほしくなったらベースのコードと違ったコードをギターで弾いてみるのもおもしろい。全体としてテンション感のある個性的な雰囲気が作れたり します。偶然との勝負です(笑)。今回のサンプルでは、イントロ風の部分をベースのコードと違ったコードをギターで弾いています。比較としてAメロ風のところはシンプルにベースとギターが同じコードを弾いています。
同じベースラインに違うバッキングSAMPLE動画

テンション感を出すとアダルトな感じになりますね。動画の写真もそれっぽい素材集を編集しました。

ファッションの組み合わせと同じでボトムは同じでも上に着るシャツの柄によって印象が異なるのと同じですね。

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2006年05月12日

中心となるポジションを変えたリフ

曲作りのアプローチとして僕がよくやるのが、リズムマシーンを流しっぱなしにてリフを考えるという方法です。2年ほど前に購入したDR-880は プリセットが豊富だし、ベース音源も入っているので電源ONですぐジャムれます。今日の作品はそうして作ったサンプルです。編集することなくApple Logicにダイレクトに録音したワンテイク作品です。低音弦.中音弦.高音弦と中心となるフレットポジションを変えて適当に考えてみました。
ポジションを変えたリフSAMPLE動画

フレットポジションによってフィンガリングも違ってくるのでいろいろバリエーションを増やせます。今度はふだんあまり使わないポジションでリフを作ってみたい。新しいアプローチが生まれるかも?


ROCKはRIFFがかっこいいとそれだけでも曲として成立できると思います。ふと適当に弾いたフレーズにヒントが隠されていたりするので、時間は短くても毎日弾き続けることが大切ですね。


 

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2006年05月11日

リズムアンサンブル キーボード&ギター編

楽曲のアレンジにおいてコード感を出すパートが2つ以上あるとかなりアレンジの幅が広がります。今回のサンプルは右チャンネルにキーボードパー ト、左チャンネルにギターバートを配置し、ドラム.ベースをあわせた4リズムでのアレンジにしました。POPSやROCKなどのライブアレンジでは一般的 な形ですね。
リズムアンサンブルキーボード&ギター編SAMPLE動画


A メロではキーボードがコード感を出し、オブリガード風にギターが単音フレーズを弾いています。D7(#9)から始まるBメロの部分ではギターがコード感を 出し、キー ボードがオブリガードを弾いています。漫才でいうところのボケと突っ込みです。お前が弾けば俺は引っ込むみたいな。両方のパートが同じコードをごちゃご ちゃ弾くよりすっりします。それぞれが違った役割分担をすることでスマートな印象も与えると思います。

ちなみにDrums打ち込み、Bass ,Guitar&メカ沢君風ロボット3DCG動画はoshiro,keyboardは手弾き後 クウォンタイズ。

 

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2006年05月10日

oshiro流ブルーノートの解釈

ジャズ.ブルーズの音使いにブルーノートの使用があります。ブルーノートに関しては解釈も様々ですが、僕が考えるブルーノートは『譜面に表せない 不安定な音程』です。一般的にはメジャーコードでマイナースケールの音程と言われたりもしますが、マイナーとメジャーの間って感じだと思います。試しにマ イナーとメジャーの間の音(ブルーノート)を使ったSAMPLEをUPします。
ブルーノート比較SAMPLE動画


この微妙な音程がなんともいえない哀愁を表していると思うのですが、、、。もっともブルースは奴隷制度というアメリカの暗い歴史から始まったものなので、 音だけ真似てブルースを語ってもその本質の1%も理解できないと思っています。でも、魅力ある音楽に触れそこからいろいろ学ぶことは大切ですよね。

演 歌では『こぶし』という微妙な音程変化の歌唱法があります。また歌のうまい人は『しゃくり』や『ヴィブラート』を使って微妙に音程をコントロールします。 つまり、どの音楽ジャンルや世界でも音程を微妙にコントロールすることは表現力をつける上でも非常に大切ってことですかね〜。よくカラオケなどが上手い人 がいますが、(音程やリズムが正確な人)上手いで終わってしまっている人はその辺を勉強してみるといいかもしれませんね。もっと個性が出てくると思いま す。もちろん僕自身にもいえることなのですが、、、。

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2006年05月09日

Funkのリズムに合う単音カッティング

昨日レッチリ(RED HOT CHILI PEPPERS) のDEMOトラックを集めたアルバムを聞きました。荒削りでシンプルですが、かっこいい。で、インスパイアされてレッチリっぽいサンプル作ってみました。

9th13th♭5を加えた単音カッティングSAMPLE動画


Key =AでコードA7(#9)が鳴っているとき音を外さずリフを作るには、Aマイナ-ペンタトニックスケールを中心に組み立てることが多いです。しかし、 Funkのようなリズムには泥臭すぎる感じもします。そこで、9thや13thなどの音を付け加えるとクールでかつワイルドな印象になります。(Aドリア ンスケール)おまけとして♭5の音も入れるとブルージィーな感じにもなるような気がします。
 

ちなみに今日のサンプル曲はA7(#9)→D7の繰り返しです。A7(#9)おける9thや13thの音はD7のとき13th、△3rdになるにのでそのまま弾き続けることができます。

 理論の話になってしまいましたが、実際は聴いてOKならOKだと思います。実際A7(#9)なんてコードはマイナーとメジャー3度が同居しているクラシック系理論ではおかしいコードだしね、、、。

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2006年05月08日

押さえにくいコード

たくさん練習すればほとんどのコードは押さえられますが、やっぱり、手を広く広げなければいけないコードやポジションが密集しているコードは押さえにくいですね。僕の場合Bm7(♭5)というコードが苦手なコードです。
連休中も練習していたのですが、なかなかポジション移動が難しいし指が密集するので押さえにくい。これでもましになった方です。

押さえにくいコードSAMPLE動画


人によって手の大きさやギターを持つ位置、演奏するジャンルなどが違うので、コードブックなどに載っているコードが弾けなくても気にすることはないと思い ます。ギターは同じ音を複数の弦で鳴らすことができるので、むしろ自分が弾き易いポジションを自分で見つけることも大切ですね。オープンチューニングをす れば、指1本でブルースコードも弾けるし、、。ギターを始めるときFコードやBコードを押さえるのが難しいという話をよく聞きます。僕も手が大きい方では ないので苦労しました。今でも三本の指で押さえるタイプのBコードは苦手なのでセーハ(僕の場合中指)で押さえています。

 

ちなみに今日のサンプル曲でのソロは愛嬌ということで、、。ちょっとピッチ、リズムが外れているので恥ずかしい、、。

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2006年05月02日

脇で光るはシックスコード

昨日は暑かった。なので初夏に似合うボサノバ調のコードを演奏してみました。ボサノバ調コード進行SAMPLE動画

ボサノバは2ビート調のリズムも独特ですが、のどかで平和な感じがするシックス系のコードが似合いますね。ロハスな時代を求める今の流行に合ってます。でも慣れないコードなので押さえるのが難しい!特にメジャーセブンスからシックスへの移動です。練習あるのみ。

と ころで個人的な印象ですが、 シックスコードってそれ自体は存在感が薄いのにメジャーセブンスなどのあとに音が下がる形でつなげると引きたつコードだと思いました。トレンディドラマで 主人公の男に片思いをする脇役の女の子って感じです。いいところまでいって最後にはヒロインに彼を奪われてしまう役みたいな、、。昔の矢田亜希子さんの役 回り。それがけなげでファンを掴む存在のコードです。

 って俺はグルメレポーターかっ。
 Guitarはoshiroの手弾き。アコースティックギターで弾いてみたいですな〜。

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2006年05月01日

ギターソロのアプローチ

最近ギターソロを練習しています。今日はソロギターのアプローチを考察してみました。ギターソロのアプローチSAMPLE動画

例 えばAmのキーでAm→F→Dm→Gというコード進行でソロパートを与えられたとき。音を外さすにアドリブするには、それぞれのコードが鳴っているとき、 そのコードをアルペジオ(分散和音)で弾くことです。そのコードの音を弾いているので、音を外すことはありません。しかし、コードが変わる度、フレーズも 変わるので、流れるようなフレーズにはなりません。(上手い人が弾けば別ですが、、。)コード進行が転調が多い場合は有効ですが、AmのキーでAm→F→Dm→Gというコード進行のような、 ダイアトニックコードという同じスケール上のできるコードの場合、一つコードスケールを決めてそれを弾き続けると横の流れがスムーズなフレーズが作れ、音 も外しません。
今回、前半は分散和音の応用、後半のサンプルは、よくギター教則本に基本形としてのっているAマイナーペンタの音だけを使い演奏してみました。

 
  ちなみにDrumはDR-880プリセット。Guitarはoshiroの手弾き。演奏もっと上手くなりたいですな〜。

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